妊娠6ヶ月頃になると胎児の性別判断をすることが可能になります。胎児の精巣(男の子)や卵巣(女の子)、副腎、下垂体、甲状腺などのホルモンを分泌する器官も発達して、ホルモンを分泌しはじめ、胎児の外性器の形が完成し、男の子か女の子か性別判断できるようになるのです。超音波(エコー)検査の際に性器が写れば、それを見て性別を判断する事ができるのですが、胎児の体勢によっては足に隠れて見えなかったりと性別が判断できない事もあります。赤ちゃんのおちんちんと思われていたものが、実際はへその緒だったり、大陰唇だと思われていたものが睾丸だったりするケースもあります。7〜8ヶ月頃になるとエコーで明確に性別判断ができるようになりますが、妊娠中に男女の判断をしてもらったとしても、それが100パーセントではないことを頭に入れておくべきでしょう。
出産準備のためなどで胎児の性別を知りたいのでしたら、産婦人科医に聞けば教えてくれます。産婦人科医によっては、聞かなくても胎児の性別判断を教えてくれるところもあります。一方で、妊娠6ヶ月頃には大体性別は分かるようになるのですが、本当は分かっていても分からないと言ったり、教えないという医師の方もいます。いずれにせよ赤ちゃんと対面して暮らすようになると、希望していた性別など関係なくなるようです。私たちの元に生まれてきてくれてありがとう、会いたかったのはこの子だと思えるから不思議なものです。